空手は好きですか?ずっと続けたいと思いますか?
この質問に、『はい!』と答えることができる人が、空手界にどれくらいいるだろうか。
僕たちは、空手界に一生涯寄り添っていきたいと思っています。
空手は、一生涯楽しむことができる武道、スポーツ。でも日本の現実は、過度な『勝利至上主義』に翻弄されて、中学生に上がるタイミングで大多数の子達が辞めてしまう。※勝利至上主義を否定したい訳ではないのでご理解ください。
空手の素晴らしさを体感した『新婚旅行』
筆者である僕は妻(すず先生)と、新婚旅行でカナダに行った。そして海外の地で、セミナーを行いました。武道で大切な礼儀を重んじている方ばかりで、目をキラキラさせながら妻に指導を乞い、空手を心の底から楽しむ、そんな姿に僕は感動した。空手ってこんな素晴らしい武道なんだ、空手を通じて様々な機会を作ることってこんなに意義があることなんだと、学んだんです。実際にセミナーをしている時の僕は、『幸福(しあわせ)』を噛みしめながらやっていたことを昨日のように思い出せる。ああ、この感情をずっと抱いていたい、これは天職だと思ったことを昨日のことのように思い出せるんです。それだけ、僕たちの人生においての『転機』『衝撃』だったと思う。
KARATEGLOBE ※少し話がそれますが、団体設立の話も※
ご存知ではない方が多いと思いますが、僕たちは『KARATEGLOBE』という団体を作っています(法人とかではないのですが・・)、一応、YouTube(登録者数約3000人)もやっています。これは僕が仕事中の電車の中で、カナダでの経験を無駄にしたくない、自身が再認識した空手の素晴らしさを国内、海外へ発信していきたいという思いで、作りました。GLOBEは英語で地球儀、『空手を通じて様々な機会を世界中で創出したい』そんな思いが込められています。空手を中心に世界が回る、そんなイメージです。では、話を戻します。
では、何をやるか?
最終的なゴールは変わらず、世界に目を向け、空手を通じて様々な機会を作り出すこと。ただ目下、僕たちが注力しているのは、国内で空手、特に『形』を頑張る子達を応援すること。
ここで、すず先生(主役)の登場です。
妻は元日本代表で、団体形の世界一、個人でも全国トップクラスの環境において自身を錬磨し続けてきた人間です。一時期は全力で向き合った空手界に身を置きたくないと考え、社会の場に出たこともある。あとからわかったが、彼女はそんなところにいるべき人ではなかったということ。冷静に考えてみると、、あなたの周りに、何かの世界チャンピオンっていますか?いたとしても数は多くないはず。中々いない、当たり前のことじゃなかった。
使命
彼女と関わる中で、僕も影響された人間の一人。謙虚な姿勢、芯を持った考え方、スーパーポジティブなど、世界一になっただけの理由があったんです。昔と違って、そんな人とも気軽に関わることができるようになった時代。その相手が、子供となるなら尚更、彼女と関わる機会が無くすほうが、勿体ない。彼女と関わることで、空手の技術は勿論、人としての成長を得れると僕は思っています。これも空手を通じて機会を創出できている事例なんです。
指導者を差し置いて、空手指導をすることへの批判
これは難しい問題だと考えています。大前提、忘れてはいけないのは指導者を尊敬や感謝する気持ち。これは無くしてはならない。形指導においては、指導できる指導者の数が減る、一方で、形技術を向上させたい子供達もいる、指導できる人がして、子供の歩みを止めないことが1番大切だと思ってます。追々、この問題やお金を稼ぐ=悪いことだと考える問題には触れていきます。
空手指導において、1番大切にしていること
僕たちが1番大切にしていること、それは、『子供達の人間的成長に、空手というツールを使ってサポート』すること。子供達が大人になったときに、子供の頃に空手をしていて良かった、あの時のあの経験が今に活きている、すず先生に出会えて良かった。10年、20年後にそう思って貰えるように関わっていきたい。